2014年4月26日土曜日

あとがき: 感情探索

本編はこちらです。→『感情探索』
この話も悩みながら書いたので、言い訳を書き残したいと思います。



こんなところまで読んでいただき、ありがとうございます!

『感情探索』を書くにあたり、二次創作に限らず色々な作品を読んでみたのですが、基本的に初めて肉体関係を持つときは、
「男性(攻)が女性(受)に我慢できなくなって…」
みたいな展開が多いような気がしました。
この感情が暴走して行為にいたる感じは、テンプレートになっているのかもしれません。
先日書いたお館様のお父様とお母様の話、『冷血の婚礼』はまさにこの典型です。(する直前で終わってますが)

そこで、もし、愛ゆえに冷静になってしまって、感情が暴走しなかったら、どういう風に結ばれるのだろう?と思ったのです。しかも相手は初めてで、その行為の意義をいろいろ聞いてくるという状況で!
ちょうどいいことに、お館様はいい大人なので、その辺ちょっと悩んでもらうか!という試みを採用してみました。
ということで、またエッジがうじうじ悩む人になって、リディアがそれを助けるという構図になってしまいました。
いつもながら、くどくてすみません。さらに、エロ描写がしょぼくて申し訳ないです…難しいー。
いわゆるテンプレートから逸脱しているので(最後には我慢ならなくなってますが)、なんだかなーと感じられる方も多いかと思いますが、こんな意図があって書いたものですという言い訳でした。

感情を言葉にするのは難しいし、不可能なことも多い気がします。
でも、相手へ伝えようとする努力は無駄にならないんじゃないかなと思いました。
最終的にはめちゃくちゃ簡単で、陳腐な言葉に集約されてしまうのかもしれません。

ところで、先日の『四季の桜』のあとがきにも書いていて、この話の中にも触れられているお館様の顔の傷の話も早く書き上げたいです。
結構前からやっているのですが、ふたりの関係の上で象徴的なイベントにしたいなーという欲がありまして、書いては直し、書いては直し、という感じです。
あと、もうちょっと気軽な話も何か書きたいなーと思っています。『冷血の婚礼』はそういう意味でめちゃくちゃ楽しくて、筆の進みも速かったのですが(需要はともあれ)、そういうものを書いていると書き始めたものが終わらない!
気長におつきあいいただければ幸いです。

最後に、本当にどうでもいいのですが、下着の描写がないことにお気づきの方もいらっしゃるでしょうか(笑)
私は18世紀のヨーロッパを意識して書いているので、この時代にパンツはいて、ブラジャーしてるとかはなんだか違うよなーと思って省いています。
現代人からはなかなか想像できない世界ですよね!


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!
再度、本編へのリンクを貼っておきます。→『感情探索』
あと、ask.fm始めてみました。リクエスト等ありましたら、こちらでも、コメント欄でもお気軽にお寄せください!→ask.fm

2 件のコメント:

  1. 凄く素敵なお話で感嘆してしまいました!
    エッジの臆病になる気持ち、リディアの想いを受け止める覚悟、私も似た経験があるので、感慨深く読ませていただきました。

    新作のお話、とても楽しみです。
    頑張って下さいo(^o^)o



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  2. りょうさま☆
    こんばんは!いつもありがとうございますー。ご自身の経験と重ね合わせて読んでいただくなんて、書い甲斐があったなあと思えてとてもうれしいです。励みになります!
    応援をバネに、新作頑張りますので気長にお待ちいただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします!

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